1億溶かしたマナオのマナマナマネー考察

株で1億稼いで1億溶かしたサラリーマン、マナオの再起をかけた株と考察のブログ

コンビニドーナツはなぜ売れないのか~ミスド・菓子パンとの違い~

一億溶かして無一文のマナオです。車検が近づいてきて焦っています。


時間稼ぎのため、クレジットで払えるところに出そうと思います。
(ボーナスはまだまだ先なのでカードでも間に合わない泣)
今回は最近、やたらコンビニで推されているドーナツの話題です。 

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日米におけるドーナツのポジション

コンビニはコーヒー市場において重要なポジションを占めるようになりました。
そのコーヒーにあう一品として注目されたのが今回の話題の中心、ドーナツです。
コーヒーとドーナツを合わせて購入する顧客が一定数いるという思惑だったのでしょうが、当初描いたような売上にはつながっていません。

その背景の1つとして

日米におけるドーナツのポジションの違いにあると考えます。
海外でドーナツといえば朝食です。日本でいう菓子パンやサンドイッチというイメージになるかと思います。

日本においてドーナツは軽食にもなりますが、菓子よりの側面が非常に強く、菓子パンとケーキの間に位置するような絶妙なポジショニングを取っているとマナオは分析します。(マナオ的にはクリームパン渡されるのと、ミスドのカスタードクリームをもらうのでは喜びが違いますもん。)

この小腹を満たす菓子という名のドーナツ市場を日本で切り開き提供してきたのが、ミスタードーナツです。

ドーナツ=ミスドという構造が日本人にはしみついています。
ミスドの商品こそ日本人にとってのドーナツであり、それ以外のドーナツは
日本人の慣れ親しんだドーナツではなく、菓子パンの一種なのかもしれません。

ミスドの提供する価値

ミスドは店内で商品を食べる層には喫茶店としての利用を促し、
持ち帰る層には土産的要素を与えています。
ミスドの100円セールはファミリー層をターゲットにしたものであり、
安くておいしく、子供が喜ぶお土産になります。

ここに重要なポイントがあると考えます。

家に持ち帰る主婦層やお父さんがミスドのドーナツを買う動機は土産です。
(子供目線でいえばミスドのドーナツは菓子)
朝食や軽食を買おうと思ってミスドを持ち帰るファミリーは少ないと考えます。
(結果として朝食等になることはあっても当初の動機ではない)

 コンビニの提供する価値

コンビニが提示しているであろうドーナツのあり方は、軽食としてコーヒーと一緒に購入してもらうというものです。
無論、ターゲットはファミリーではなく、忙しい会社員等でしょう。

この一般的な会社員層に爆発的にヒットしたのがコンビニコーヒーだったわけです。(適当な缶コーヒーくらいしか飲まなかったマナオでさえついつい買っちゃってます。)

①食後にコンビニでコーヒーだけ買う。
②ちょっとだけ時間が空いたのでコーヒーを買って休憩する。
こんな動機でコーヒーを買っていると推測します。 

主として②に対してドーナツを提供することで売上アップを狙ったのでしょうが、味がずば抜けておいしくなければその層にとっては菓子パンでもいいわけです。

 

コンビニコーヒーは新しいスタイルと付加価値を提供する形になりましたが、ドーナツの登場で生まれる新たな幸福感はありません。

 

 最後に・・・

◎ミスドで休憩する人たちにとってメインはドーナツです。
そこにコーヒーやカフェラテを頼むという構図。
(マナオは学生時代にミスドでバイトしていましたが、コーヒーやカフェラテだけ頼む人は少なく、ドーナツも購入する人が大半でした。)

◎ドトールやスタバ等のコーヒーショップはコーヒーが中心にあり、コーヒーだけ頼む客は多い印象です。

◎コンビニは現状、コーヒーありきです。
ドーナツはコーヒーに合う、甘い菓子パンというくくりの中の選択肢の1つでしかない。コンビニドーナツが売れるためにはどうしても比較されてしまうミスドの味を上回るか、ドーナツを中心とした新しい価値を提示できるマーケティングが必要と考えます。

 

 

ミスドはダスキン(4665)がFC展開しています